梅雨明けしたら

三味線の皮

梅雨明けしたら、猛暑がやってきた。オリンピックも、すったもんだしたけど、開催にこぎつけられたようですね。

さて、この時期多いのは、久しぶりに三味線ケースを開けたら、皮が破けてた…ショックですよね。おまけに、こんな暑い時期に楽器なんて弾きたくない… 今は破けた皮のことは忘れて、海だ、プールだ、キャンプだ!とか色々楽しい事を優先しよう!この三味線は、秋になったら張り替えてもらおう…と考えている人は、これだけはやっておいて欲しい。

破けた皮を、そのまま放置しておくと、胴に歪みがおきたり、胴割れの原因にもなります。ですので、可能ならカッターナイフで、対角線の切り込みを入れておいてください。そうしておけば、皮の力で、胴を歪める心配がありません。それでは、皮を全部剥がしてしまえば?って思うかもしれませんが、この残された皮を基に、張り替えをする職人は、情報を得るのです。前回の皮の厚み?何処の皮を使っているのか?胴札が有れば、何処でいつ張り替えたか?または皮の裏側にも時々、日付が書いてあったり、これらを基にして新しい皮を選ぶ参考にしてます。だから、皮をできたら残しておいていただくと、助かります。

これから夏も本番、皆さま、どうぞご自愛下さい。

 

 

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