ビザの延長手続きでは、切れてはいけない

日常

タイに住む外国人が、三舎は避けるという、不条理の権化の様な入国管理局にビザの延長申請に行ってきました。まず、いきなり、入国管理局に行くのではなく、日本大使館に行き、戸籍謄本の認証を貰うところから始まります。ここはホームグランドの様なものなので、ストレスもなく、提出するだけである。そして、翌日、認証を受けた戸籍謄本を、タイ外務省領事部に持っていき、認証された書類を、更に認証する申請を行いました。ここには、多くのタイ在住外国人が来ており、似たような書類を彼らも提出しているのだが、往々にして、必要な書類を忘れていたり、すぐに貰えるものと勘違いして、大声で騒いでる人を見かける。それらを横目に、「ふん、アマチュアめ!こういう所では、切れたら負けなんだよ!」と心の中でつぶやき、小一時間待たされても、平然と座り続けるのである。これらは、全て、在京タイ大使館でビザを申請するときに、つちかった修行の賜物である。
さて、そもそも認証を受けた書類に更なる認証とは、あるビザ代行業者によると、インド人とタイ人女性の偽装結婚が増えて、書類の偽造が横行したそうです。そして不信が募った移民局が、全ての婚姻関係の書類を、更に大使館に確認するという法令が出来たそうだ。インド人のとばっちりを、何故、他の国のものが受けなくてはならないのか?不条理を感じずにいられないが、仕方がない。認証の認証に2日間かかるのも、腹ただしいが、仕方がない。これは、カフカの小説と同じ、不条理劇なのだから。

つづく

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