暑さ寒さも彼岸まで

三味線

残暑が厳しすぎってタイトルから1ヶ月、すっかり涼しくなって来ましたね。有難い事に毎日、皮張りやら棹の修理など忙しくさせてもらっております。順次、東京和楽器さんから、製品も入って来ております。

東京和楽器については、新聞やニュースで聞いた人もいるかもしれませんが、5月に社長が会社の廃業を宣言。私たちの業界にとっては、本当に大きな衝撃でした。東京和楽器の廃業は、国産の三味線の消滅となります。おそらく、あまり知られていない事だと思いますが、三味線は国産と中国で製造されているものとあります。本来なら製造メーカーに課される製造地を製品に記載するはずなのに、何故か三味線や琴などの和楽器には適用されていないのが現状。私たち撥道は、東京和楽器の製品をメインに取り扱っており、なんとか事業の継続をお願いしております。また、廃業のニュースは、業界のみならず、多くの和楽器愛好家からも惜しまれ、多くの寄付も集まりました。海外からも問い合わせがあり撥道でも、なんとか事業継続に向けて動いております。ささやかながら、私たち、撥道、撥道ウェアハウスは、東京和楽器と国産の三味線製造の火を消さない様、頑張ります。

(東京和楽器の大瀧社長、自ら胴作り作業中)

 

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