コロナウイルスさえ無ければ…

皮張り

皆さま如何お過ごしでしょうか?折角、桜が咲いたのに、このウイルス騒動で毎日、気が滅入りますね。

しばらく、ブログも書く気力が失せていました。ま、嘆いてもどうにもならないので、今、新しいプロジェクトに取り組んでます。それが、津軽三味線に四つ皮を張り上げる、というもの。演奏家から、相談を受けて始めたのですが、これが奥が深い!地歌の三味線は、表側に四つ皮、裏側に犬皮を張りますが、胴の大きさは大きくても2分大、最近は1分5厘大が主流ですので小振りになっています。それに比べると津軽は、5分大と胴の大きさが断然大きい!皮の選択としては、やはり地歌で使用している、やや厚めの四つ皮を使用。それも人間国宝に選ばれた地歌奏者が使用している逸品でためしてみました。テクニカルなところは、割愛しますが、今回、驚いたのは、四つ皮というものは、破れやすい、弱いイメージでしたが、時間をかけて(今回は半日がかりで)ゆっくり張り上げると、犬皮よりも張り上げることが可能でした。犬皮と違い四つ皮は、厚い所と薄いところが要所にあり、ある意味、アンバランスな皮です。それが、音を奏でたときに、どのように振動していくかは、とても楽しみです。カッチリ、張りあげたので、来週の試奏が楽しみです。結果は、後ほど、このブログで報告します。それでは、皆さま、御自愛くださいね!

 

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